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ガイドヘルパー講座に潜入取材 |
「障害を持つ人の外出を支援し、障害者の自立と社会参加を促進する」。それがガイドヘルパー制度の目的です。まだまだ人材が不足しており、今後さらに求められていく資格ですので、介護スキルのステップアップには最適と言えます。養成講座には視覚障害者/全身性障害者/知的障害者の3種類があります。 |

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今回担当してくださるのは、新宿教室 仲間美由起(なかま みゆき)先生、櫛田美知子(くしだ みちこ)先生のお二人。介護の最前線でバリバリ活躍しているベテランたちです!
仲間先生は、重度知的障害者の施設で子供の治療教育に携わった経験もお持ちで、現在は訪問介護の事業所を開設。事業所のまとめ役はもちろん、実際に訪問介護の現場でも活躍されています。心地よい介護=“快護”をモットーに、とても分かりやすく温かい授業を展開されていました。
櫛田先生は、下半身麻痺のため車椅子生活でありながら、ケアマネジャーや施設の看護師などの介護職を経て、現在は福祉移送サービスの事業所を展開されています。ご自身が経験された障害者としての視点、そしてベテラン介護者としての豊富な経験。櫛田先生の授業は、滅多に受講できないとても濃密な内容です。 |
新宿教室 仲間美由起先生
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| 新宿教室 櫛田美知子先生 |

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今回の授業は、「車椅子での移動」を主体とする実技でした。その流れは・・・
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1.「ベッドから車椅子へ」「平地から車椅子へ」の実技
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午前中の授業は、ベッドに仰向けに寝ている介護利用者の身体を起こし、自分の膝の上に乗せて横移動して車椅子に座らせる1人介助方法と、平地(布団など)に寝ている介護利用者を2人で抱えて車椅子に座らせる2人介助方法の実技でした。まずは仲間先生がお手本を見せながら、身体の起こし方や抱え方、車椅子への座らせ方などを事細かに解説。 |
小柄な仲間先生でもあっという間に
かかえてしまいます。
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その後で仲間先生と櫛田先生の2グループに分かれて受講生が行います。櫛田先生も、車椅子をしっかり固定する際の注意点などの細かなポイントをとても分かりやすく教えてくれていました。 |
現役ヘルパーの受講生も
目からウロコのお話。 |
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2.ライター斎藤も介護利用者役を体験!
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この実技では仲間先生が1人介助方法のお手本を見せる際に、私も介護利用者役を体験させていただきました。全身性障害者の場合なので全身の力を抜いた状態だったのですが、まるで無理なく自然に、ベッドから車椅子まで移動できたことにビックリ。このノウハウをマスターすれば、「現場ですぐに役立つこと間違いナシ!」と実感しました。 |
強い信頼関係があれば体をあずけても
恐くない。 |
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3.スライドを使って「移動介助の実際」を解説
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午前中の授業の最後には、櫛田先生による「移動介助の実際」のスライド解説がありました。デパートにある介護用トイレなどの移動介助の基本的な画像はもちろん、砂浜も移動できる車椅子「ランディーズ」を使って海水浴に行ったこと、介護師やボランティアの方々と登山をしたこと、マレーシアへ海外旅行に行ったことなどなど。櫛田先生がこれまで実体験したさまざまな移動介助の状況を、見せて聞かせてくれました。 |
車椅子でもこんな所に行けるんだ!
と感動。 |
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4.実際に車椅子を使って街中を移動
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午後の授業は、なんと車椅子で街中を移動する実技でした。受講生が介護者利用者役/介護者役となり、3グループで新宿教室から約400m先にある都庁の展望台を目指します。都庁の展望台までの道のりには、横断歩道や石畳風の歩道、駐車場の出入口、坂道、階段、エレベーターなどがあります。そういった場所ごとで、2人の先生が車椅子移動の際の注意点を分かりやすくレクチャーしてくれていました。 |
実際に経験して初めてわかることが
いっぱい。
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たとえば、階段では4人で車椅子を持ち上げて登り降りする実技を行ったり、急な坂道では介護利用者に「恐くないか」を確認する説明をしたり、点字ブロックの上を車椅子で通るとどれくらい衝撃があるかを体感したり・・・。普段、我々が何気なく歩いている道でも、車椅子ではとても大変で、なおかつ介護者が注意しなければならない点が実にたくさんあることを、よ〜く理解できる授業でした。 |
| 車椅子にとって小さな溝も危険なのです。 |
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前輪をあげるのはほんの少し。が基本。
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お手洗い等の設備の所在をまず確認します。
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利用者によってはこのような姿勢も一種のストレッチになるとか。
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利用可能なエレベーターの場所など事前のリサーチも大切。
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5.最後に、スライドでまとめ&おさらい
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授業の最後には、先ほどの街中の車椅子移動の際に説明した各場所ごとでの注意点を、スライドを使ってまとめ&おさらい。さらに今回の道のりには無かった、踏切や介護用トイレなどのシチュエーションも追加で解説してくれていました。 |
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そして今回はこのクラスの最後の授業。
両先生のエールの言葉のあとに修了生の授与式が行われました。
みなさんの今後の活動に期待です! |
| 修了証を胸にみなさん巣立っていかれました。 |
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ガイドヘルパーにとって大切なことは何でしょうか?
仲間先生
温かい心遣いと冷静な対応力を心掛けてください
どれくらい親身になって、介護利用者と向き合えるか。そんな温かい心遣いが、ガイドヘルパーだけでなく、介護職すべてで一番大事ですね。また、もちろん冷静さも重要です。介護利用者の体調をしっかり判断する、たとえトラブルが起きても迅速に安全に対処する。こういった冷静な対応力は、外出する機会が圧倒的に多いガイドヘルパーにとってはとても大切です。温かい心遣いと、冷静な対応力。その2つを常に心掛けてほしいですね。
櫛田先生
いろいろな体験を聞いて“物知り”になってください
“物知り”になってほしいですね。たとえば、介護用トイレはどこにあって、どんな仕様なのか。車椅子利用者が旅行するにはどんな方法があるのか。最新の車椅子にはどんな機能があるのか、などなど。“物知り”であることは、ガイドヘルパーにとって実に役立ちます。ですから、先輩のガイドヘルパーや介護福祉士などにいろいろな体験を聞いてください。体験が多ければ多いほど、良い介護ができます。 |
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性別・年齢を問わず、さまざまな方々が受講されています。そんな受講生の方々に、講座についてインタビューしました。 |
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小林 良太さん |
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仲間と一緒に福祉関係の会社を立ち上げたので、前に三幸福祉カレッジで取得したホームヘルパー2級の資格だけでなく、スキルアップを求めてこの講座を受講しました。教室内の実技はもちろん、街中での車椅子移動の実技など、実践的な内容がとても参考になりました。 |
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塚田 美芽さん |
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前は2級のホームヘルパーとして介護施設で働いていましたが、私には子供がいるので、ママでもお仕事しやすいガイドヘルパーへの転職を考えて受講しました。前の施設では旅行や公園へお散歩などの外出がとても多かったので、この講座の授業内容はスキルアップにしっかり繋がっています。 |
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小林 正さん |
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現在、介護保険外の在宅介護の仕事に就いています。ホームヘルパー2級は取得しているのですが、介護利用者には寝たきりや難病の方が多く、もっと深い勉強をしたいと思って受講しました。若い人たちと一緒に介護を学ぶのが、こんなに楽しいことだとは思いませんでした。とっても充実して学べてます! |
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河本 史郎さん |
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ホームヘルパー2級、福祉用具相談員の資格を三幸福祉カレッジで取得し、さらにステップアップを求めて受講しました。今は在職中ですが、近々定年を迎えるので、定年後の世界をもっと広げられればと思っています。妻もホームヘルパー2級を取得しているので、夫婦で福祉ボランティアとして貢献したいと考えています。 |
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午前10時〜午後3時までの講座に1日密着して、感じたことは・・・
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現場で活躍されている先生方だから、内容がリアル
仲間先生も櫛田先生も介護の現場でバリバリ活躍している方々なので、授業は現場ですぐに役立つ濃密な内容。また櫛田先生の車椅子利用者ならではの視点による解説は、実にリアリティに溢れています。特に午前中後半に行われた「移動介助の実際」のスライド解説は、櫛田先生の実体験によるものなので、参考になることばかりでした。
テキストに載っていない実技を伝授
実技の前には、仲間先生が「これからやることは、テキストには載っていません」とコメント。テキストでは学べない、しかもすこぶる実践的な実技を教えてくれるなんて、受講生にとっては嬉しい限り。資格取得だけでなく、貴重なノウハウまで覚えることができます。
屋外での車椅子移動は超実践的
車椅子移動の授業は普通にあることですが、教室や校内ではなく、実際に街中にでる屋外移動はとても稀少。ガイドヘルパーはこうして外出することがほとんどなので、これほど実践的な授業はないのでは? と素直に感じました。ちなみに雨が降ったら、「雨天時の車椅子移動」として雨具着用で授業を行うとか。どこまでも実践的です!
受講生がとても真面目!
ほとんどの受講生の方々が、ホームヘルパー2級などからのスキルアップを目指して参加しているので、やる気と真面目さに満ちた雰囲気だったことが印象的でした。そんなアツイ講座ですから、知識や実技が身に付くスピードがさらにアップしそうです!
・・・いかがでしたか?
介護の最前線で活躍される先生方が、親身になって教えてくれる超実践的な授業。特に屋外での車椅子移動の実技は、なかなか体験できない、とても珍しく役立ち度100点満点の内容でした。介護スキルをステップアップさせ、より良い介護を実現するのに、このガイドヘルパー養成講座はまさに最適。積極的に受講を検討してほしいと思います。 |
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